【海外手当て制度を使ってみた】ヤマトの奇妙な冒険 第一部 inインド ~Vol.4:空港のセキュリティのやつは許さない。絶対にだ。~

こんにちは!新人のヤマトです!
いよいよ最終回となりました。インド一人旅の投稿です。

この記事を書きながら当時のことを思い出し、昨日のことでもあるようで遠い昔のことでもあるような不思議な感覚になっていました。

ではもう少々フィナーレまでお付き合いください!

■ ヤマト、ガンジス河へ

講師デビューをした翌朝、少し寝坊したボクと相棒は急いでソヌさん(昨日大学で知り合った方)の待つガンガー(ガンジス川)の待ち合わせ場所へと向かいました。
ソヌさんを探すのに少し時間がかかりましたが無事に合流できました。
ソヌさんに連れられいよいよ、生命(いのち)の河、ガンガーa.k.a.ガンジス川とのご対面です。

【ガンジス川】ヒマラヤ山脈の南側、インドの北部に流れる大河です。
ヒンディー語やサンスクリットでは別名ガンガーと呼びます。これはヒンドゥー教の川の女神の名でもあります。

とても迫力のある見た目の河で、川幅がかなりあります。
水の色は茶色で、水質はかなり「きたない」そうです。
抵抗力の弱い人だったりすると、浸かっただけでも体調がかなり悪くなるそうです。
ましてや清潔な環境で育った日本人が川の水を飲んでしまったりすると、高確率で病気にかかります。
日本人がガンジス川に入るには相当な準備と覚悟が必要です。
しかし、中には何も準備をせずに入っても何事もなく帰還する方がたまにいます。
インド行きを勧めてくれたボクの先輩もそうでした。

…さ、て、お待ちかねの沐浴です(笑)
相棒に荷物とスマホで勇姿を収めることを頼み、河の畔で”準備”を行います。
“準備”とは、前日に買っていた”ワセリン”を「全身の様々な部分までまんべんなく塗る」です。
正直気休めでしかなかったかも知れませんが、気休めで良いのです。なぜなら「病から気から」という言葉が存在しますからね(笑)

全身に塗りたくり、いざ出陣。
ビビってしまってなかなか入れずにいると地元のガキンチョに煽られたのでダイブしました(笑)
ガンガーに入ると、底は得体の知れない”ヌルヌル”さがありましたが、水温が予想以上にヒンヤリ冷たくてとても気持ちが良かったです。
近くにいたボート乗りのお兄さんに沐浴の仕方を教えてもらい、心も体も清めました。これで最近の悪い運など取り除けたはずです。

沐浴のあとは猛ダッシュで相棒と一緒にホテルに帰ってシャワーを浴びたお陰もあってか、
この記事を書いている今も病気の兆候は出ておりません。やはり病は気からですね(笑)

そうこうしてる間に相棒とお別れの時間がやってまいりました。
また会おうと相棒と固い握手をしてホテルを後にしました。
■ 一筋縄では帰れない~悪夢は再びめぐってくる~

リキシャで砂埃まみれになりながらも空港へ到着し、ニューデリーの国際空港まで順調に戻って来ました。
今度は絶対に遅れないようにフライト時間の6時間も前に到着して、本当に順調でした。

しかし、悪夢はまた再びボクに襲い掛かってきます。

ボクはチケットを受け取り、税関の荷物検査に並んでいました。
かなり時間がかかり、一時間半も待ちました。

ようやく通過して、デューティフリースペース内のインドのマックを堪能したり、空港内を散歩していました。
お手洗いから出て、フライトの時間を確認しようとチケットを出しました。
当初の予定時刻では一応あと40~50分大丈夫なはずでした。

チケットを見た瞬間、衝撃が走りました。

ボーディングチェンジ(搭乗予定変更)40分前倒し』
...ん?」

冷や汗が出てきました。そーいえばチケット貰った時何か言われた気がする。
まさかと焦って時計を確認すると。

搭乗終了まで残り”10分”

悪いことは次々と重なってきます。
急いで近くの空港内地図を見て現在地と搭乗ゲートを確認します。

「搭乗ゲートは空港の端のゲート、そして現在地は”反対側”の端のトイレ」

ボクはメロスさながらに走り出しました。
周りの人達にはさぞ奇妙に見えたと思います。
「アジア人らしき男が、ものすごい形相で走っている」と。

もう全力でした。文字通り”死ぬ気”で走りました。
かなり走り、ゲートと思わしき場所になんとか到着しました。

すると空港関係者らしき人物たちがボクを見て「まあまあまあ」と言わんばかりに近づいてきます。

ボクはチケットを見せて「ボクの乗る飛行機はどれ?」と質問しました。
その空港関係者は窓の方を指差します。

「君の乗る飛行機はアレさ」

指差した先の飛行機は目の前で、滑走路から離陸して飛んでいきました

ボクは膝から崩れ落ちました。「また…またやってしまったァア!!!」

空港関係者は「これ飲んで落ち着けよ」と何かを差し出してきました。
それはあきらかに誰かが飲み残したような水でした。

ありがとう、マジで要りません(泣笑)

ボクは必死に
「日本へ帰るにはどーすればいいんだ!?」
と質問し続けましたが焦りとパニックと英語力の低さで全く通じません。
お水を出してくれた人も
「ちょっとお前なに言ってるかわからないから、他当たってくれるか?」
…と急にあしらわれてしまいました。

空港内を駆け回り、ようやく、取りあってくれる人に会えました。
この人もボクの言葉はわからないみたいですが、なんとかしてくれそうな感じが出ていました。
「よかった、これで別の便か何かで日本に帰れる」そう思っていたのです。
しかし蓋を開けてみると“チケットを無効にする手続き”をされて空港を追い出されてしまいました。
メロス、いや、ヤマト(ボク)は激怒しました。
が、どうすることもできない。ボクは絶望しました。

インドの公的機関等ではセキュリティ対策のため入口に”軍人”が待機しています。
空港の入り口でも必ずその軍人にチケットを見せて空港に入るのがルールです。

しかしボクのチケットは”無効”になっています。
現在深夜0時を過ぎた夜中です。泊る所などあるはずもありません。
軍人のところに行き、必死に説明します。
「頼む!チケットは無効にされたけど元々買ってたんだから入れてくれ!」

軍人は「いやーなに言ってるかさっぱりだな、帰んな」と。
ボクの怒りはピークに達しました。
「もう知らん、どけ!俺は中に入る!」
そのまま、強行突破で進みました。

「まて、日本人!」と軍人が叫んできますがもちろん止まりません。

すると…
ボクの背後から『カチャッ』という音が聞こえてきました。

まさか…

その場で固まります。
そしてゆっくりゆっくり後ろを振り返りました。

「Stop!!!」

今でも鮮明に覚えています。
なんと軍人は持っていた銃をボクに向けていたのです!!

全身の血が引いていくのがわかりました…
そして完全にパニックに陥ってしまいました。
「I’m sorry.I’m sorry.I’m sorry.I’m sorry…」
その場で手を頭の上に乗せ、うずくまりました。
とにかくどうして良いのかわからず、頭が真っ白になりました。
ボクにとっては本当に長い時間に感じましたが、一瞬だったようです。

すると突然、笑い声が聞こえてきました。
恐る恐る顔を上げてみると、軍人は銃をおろしていました。
そしてこう言ってきたのです。

「これは、ジョークだ。ジョーク。」

ボクはどうしてもこいつだけは本気でシバいてやろうと思いました。

ジョークと言われながらも、きっちり空港を追い出された後は冷静になり、
スマホを駆使してなんとか東京行きのチケットを購入できました。
そして真っ先に銃口を向けてきた軍人にリベンジしにいきました。

「これを見ろ、ボクが買ったチケットだ!今度こそ中に入れろ!」
そう言うと軍人は最初は疑ってきたのですが、最終的に「いいだろう、中に行け」と通してくれました。

空港内に入れた瞬間、心からの渾身のガッツポーズをして雄叫びを上げました(笑)
周りの目線はかなり冷ややかでしたが、まったく気になりません。

そのまま勝利の高揚感と共に空港内のベンチで眠り、朝を迎えました。

今回は出発時刻をしっかり何度も確認し、三時間前から搭乗ゲート前に陣取っていたおかげで問題なく搭乗でき、無事に日本への帰路につけました。

行き帰りともに乗り過ごしたことで航空券代が跳ね上がり、日本に帰ってからのボクは極貧状態でした(笑)

■ あとがき

皆様、最後までこの珍道記にお付き合い頂き誠にありがとうございました。

インドではここでは書ききれないぐらいの本当に色んな体験をしました。
マーニカルガートは生きているいるうちに一度は訪れた方が良いと思うほどオススメしたいです。
インドで髪の毛を切るおかっぱにされるというのも伝えたい。

この一人旅で大切な教訓も得ました。
「インドの街中は英語を話せなくてもやっていけるけど、公的機関等では英語を話せないと相手にしてくれない」
いえ、もっと大事なものです。
「やらないで後悔するより、チャレンジして後悔しよう」
この大切さを本当によく学びました。
一人旅は様々な人との出会いと別れも楽しみのひとつだと体感しました。

インドは本当に混沌とした国でしたが、飛行機に乗り遅れなければ
かなりお手頃な値段でも行けるのでオススメです。

ではまたどこかで、ばいばーい!!

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